セーフティーローダーによる配達

今回は僕がメインで使っている、4トンサイズのセーフティーローダーで配達や引き取りをした重機を紹介したいと思います。

まず、セーフティーローダーとは何ぞや?と思う人もいるかと思うので、簡単に解説しますね。

セーフティーローダーとは

トラックの荷台がスライドして傾斜することで、車両や重機、建設機械などを積み下ろしできる運搬車両です。

写真はスライドした状態ですが、比較的安全で容易に荷物の積み下ろしができます。ただし、雨の日で積み込む車両のタイヤやユンボのゲタ(キャタピラ)が濡れていたり、泥が付着してたりすると滑って載せられなかったり、載せている最中に滑り落ちたりと大変危険なので、ウインチを使って載せたり、降ろしたりします。あと、砂が滑り止めになるので載せる前に撒いたりします。

写真は30クラスのユンボを引き取るところです。コンマ1と呼ばれているユンボですね。

このユンボは移動式クレーン仕様機になります。

移動式クレーン仕様機

ユンボにクレーンモードが装備されており、ボタンひとつでクレーンモードに切り替えることができます。

クレーンモードにすると、パトランプ(外部表示灯)が点灯し、エンジン回転数が吊り作業に適した回転数になります。バケットの付け根あたりにフックが格納されているので、このフックを出して吊り作業を行います。

たまに、お客様の中に吊り作業を終えて、フックを格納し忘れて掘削作業を行い、フックを壊してしまったってこともあるので注意が必要ですね。

上の写真は、デジタルメーター、外部表示灯、フックになります。

次にコンバインドローラーの配達があったので、解説しますね。

コンバインドローラー

道路工事や土木工事などで使われているので見たことある人も多いのではないでしょうか。前、後輪が特徴的で作業している様子を見てるとなんとなくどういった作業内容なのか想像できそうですよね。主に道路工事(アスファルト舗装、路盤の転圧)や凸凹した地面を地ならしする土木工事で使われます。

このコンバインドローラーにはデフロックスイッチという機能が備わっています。後輪片側がスリップして走行できない場合に使用するらしく、前後進レバーをN(ニュートラル)にした状態でスイッチを踏み、前後進レバーをどちらかに倒します。スイッチを踏んでいる間のみ、後輪がロックされ、片滑りを回避することができます。スイッチを放すとロック解除になります。

写真はデフロックスイッチになんですが足元のブレーキペダルの左側にあってペダル感覚で踏めます。

前輪が鉄製のローラーで、振動機能が備えられています。一方の後輪はゴム製のタイヤが付いています。

これにより、鉄輪の振動による締固めとタイヤによる均一な仕上げ転圧で滑らかな表面に仕上げることができます。

コンバインドローラーのセーフティーローダーやセルフローダーへの積み込みする際の注意点は、滑りやすいことです。特に雨の日で前後輪が濡れていたり、泥が付着していたりすると滑って載せることができません。その場合、必ずウインチを使って載せたり、降ろしたりします。

まとめ

セーフティーローダーでの配達や引き取りは、思ってる以上に大変です。積み込みや降ろす場合に接触するものや地面がぬかるんでいないか確認したり、車体も大きいので現場や現場までの道が狭くて入れない場合、どこで降ろしてどこで積むのかとかも考えなければなりません。道を間違えた場合、Uターンしたり迂回することにも一苦労です💦

なので配達や引き取りに出る前に、現場の監督や責任者に状況確認することは必須ですね。

それでは、またですね👋

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